日曜の夜に、突然、ネットに繋がらなくなったのは、部屋に設置してあるHomePNAのモデムが原因でした。
通常、このHomePNAモデムを電話線につなげると、モデムにある「HomePNA」のLEDが光りますが、ネットに繋がらなくなったときには光っていませんでした。
レセプションに連絡すると「担当者がいない、夜だからわからない」の返事なので、「ネットワーク会社にエンジニアに電話してください」と依頼し(以前もこの方法を依頼)、1時間後にネットワーク会社のエンジニアが
やっ
てきました。
このエンジニアにネットワーク状況を見せ、モデムのLEDが光っていないことも確認し、彼は「LEDが光っていないということは故障だ。一度持って帰って、モデムを調べる」と言って帰っていきました。
そのときに彼に、「モデムだけが原因かどうかわからない。ルータから部屋のコネクタまでの配線にもトラブルがあるかもしれないから、こちらも調べてみたほうがいい」とアドバイス。
なんで客がこんなアドバイスをしないといけないのか・・・というのもベトナム流。
そして小一時間ほどしてネットワーク会社のエンジニアとアパートの電気関係のエンジニアがやってきました。
まず、アパートのエンジニアが、配線状況をチェックしました。これは問題無し。
続いてネットワーク会社のエンジニアが再度モデムを設定します。
するとLEDランプが点灯し、ネットワークが繋がりました。
彼は
「モデムは修理も何もしていない。だけど繋がった」
と喜んでいました・・・。
そして、
「このモデム、電源挿しっ放しだと熱くなって故障することが多い」
と平然と言い放ちました。
「故障するようなものを、ユーザーに使わせるというのはどういうこと?」
と聞くと、
「このモデムは韓国製だから。もし日本製で同じモデムがあれば、そっちのほうがいいんだけどね」
と訳のわからんことを言い出します。
「ユーザーにとって使いにくいものを、どうしてそのまま使わせるのか?。」
と聞いても、彼は、
「う〜〜〜ん。」
とうなるばかり。
そして私は、
「今度、同じようなことがあったらどうすればいいのか?根本的な解決策はないのか?」
と聞くと、彼はまた悩んでしまって、
「う〜〜ん、モデムを電源から外して冷やしたり、ネットワークを使うときだけ電源を入れたりすればいい」
と。
対処療法的なことしか考えてくれないベトナムのネットワーク会社のエンジニアさん。たのんますよぉぉ。
こんな事柄からも、ベトナムという国や国民性が見えてきます。
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siam_breeze@モバイル/Treo Pro
2008年10月07日
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笑って誤摩化すしかありませんね。
実はこれまでフランスやらアメリカやら他の国で過ごしてた経験からで言うと日本のように良いサービスを提供する国がありません。それが主観的に言うかもしれませんが、フランスでインターネット接続を依頼したのに一ヶ月以上も待たせて、その間どんなに押しても無理でした。
品質に対する絶対的なこだわりは日本一番ではないかしら?日本製品なら世界中人気だもの!ベトナム産業さんは日本侍の精神を持てば何よりですが、日本を見習いしなければなりませんね。時間がかかると思いますが、必然に変わると思います。
ところで、個人はサイゴンの方がましだと思います。
他者として見たら事柄をよく見えてきますので是非教えて下さいませ。
確かに日本や香港などは「サービス」「品質」という部分が社会に定着していると思います。
東南アジア諸国も発展するに連れて、この意識や精神が向上しているように感じます。
ベトナムは残念ながらこの部分がまだ遅れていると感じます。せっかく、これだけの外資企業や入ってきているのだから、もっと「学べ」ばいいと思いますが、残念ながら、「学ぶ」という意識をベトナムからまだ感じ取ることはできません。
私の友人もサイゴンの方がまともだと言っていました。
国民性、という部分では、今回のモデムの件のように、「真の原因を追求しない。よって問題解決能力が乏しい」「対処療法で済ませている」「ユーザーや周りの人に迷惑を掛けているという意識がない」という部分です。
これだけ書くと、私が非常にベトナムを非難しているように受け取られてしまいますが、決してそういうことではありません。
文化や文明の違いが遭って当たり前。
異国で生活、仕事をしていると、この文化や文明の違いが浮き彫りになる出来事があるだけで、たまたま、私がベトナムという国に住んでいることで、この異文化、異文明を感じている、ということだけです。
これからもよろしくお願いします。