タイでも死者、負傷者が多数出てしまったスマトラ沖地震。
国王のお孫さんもジェットスキー中に津波にのまれてお亡くなりになってしまった。会社では半旗を掲げている。
私の知り合いで今回の災害に巻き込まれた人はいないと思っていたころ、27日午後、日本のオフロード関係の知人(Aさん)から連絡がはいった。Aさんの経営する会社の従業員の女性社員(Bさん)がフリーでプーケットへ遊びに来ていて、連絡がうまくとれないとのことだった。Aさんは出発前にBさんにAさんのタイの携帯を貸しているので電話番号はわかるという。しかし日本からは回線輻輳のため呼び出し音も何もしないという。とりあえずこの時点で、一度BさんからAさんに短い連絡が入っているので、Bさんの身に危険がないことはわかっていた。短い連絡の中で「津波発生時、Bさんは船の上にいた。パスポートと現金と携帯は所持しているが、携帯の電源と残高が少ない。ホテルは壊滅状態で荷物もPCも行方不明。いま、どこかの高台にいる。」ということだけだった。そこで、私が連絡役となることとなった。
私からBさんの携帯を呼び出すと「その番号は現在認識できない」というメッセージが流れる。基地局が壊れているかBさんの携帯の電源が入っていないということだ。そこで、私からBさんに自分の身分の紹介と電話番号、困ったことがあれば何でも気軽に連絡をしてほしい旨のSMSを打った。彼女が次回電源を入れるときに私のSMSを自動的に受信するはずだ。SMSが唯一の連絡手段となった。彼女がどの電話機であれ、自分のSIMを入れて、電話網に入れば、かならず私からのSMSは彼女に届くのである。しかも私の携帯には相手先にSMSが届いたことを知らせる機能もついている。SMSが相手に届いた旨のメールが私の携帯に届けば、彼女は無事である、ということが確認できる。
そして今日の9時過ぎに、彼女から「カオラックにいる。プーケットに行く努力をしたい。29日に予約を入れている飛行機に乗りたい。しかし情報がなにもない」とSMSがあった。受信した直後に彼女に電話をするもつながらなかった。しかし彼女の無事が確認できた。同時に彼女はAさんにも連絡をしていた。Aさんはとりあえずフライトを延ばす交渉を始めているという。この時点でホテルに置いてあった荷物、PCは全滅ということも判明。また携帯の電源コードもホテルに置いてきてしまっているとのこと。
それにしても命が助かっている、大きな怪我もしていない、ということにまずは感謝した。また彼女が現金やパスポートを身につけていた、ということは誉めたい。私だったら間違いなく部屋のセイフティボックスへ入れてしまっている。
そして私はバンコクの知り合いの旅行会社と日本大使館に、いまのプーケットの状況やカオラックの状況、カオラックからプーケットの交通事情を尋ねた。旅行会社からは「空港は大丈夫だ。バンコクへのフライトは若干の遅れがあるものの、スケジュール通りフライトしている。ただしカオラックとプーケットが大渋滞。詳細はまだわかっていない。とりあえずプーケットへ向かうことをすすめる」とのことだった。日本大使館からもほぼ同様の返答であった。また職員は「日本からのパッケージツアー参加者の安否はほぼわかっているが、フリーの旅行者やバンコクからの旅行者の安否がわからない。こういう人がまだ多数いると思われる。いったいどのくらいの日本人があのエリアにいたのかわからない。カオラックの日本人情報もほとんどわかっていない。もしあなたの知人がカオラックにいるのであれば、大至急、プーケットへ向かわせて欲しい。道路事情はかなり悪いが、プーケットまで、できれば空港まで行かせる様に伝えて欲しい。プーケット県庁とプーケット空港に日本大使館職員が常駐している」とのことだった。また、私が政府が救援用のフライトを用意するのか?とたずねたら、「まだ不明だ」とのことであった。日本大使館のホームページも見ていたが、ホームページには情報は皆無だった。大使館が「カオラックの日本人の状況がわからない」と言っていることは、「カオラックにいる日本人にも情報が伝わっていない」ということを意味する。私は彼女に「大使館からも情報を取った。カオラックからは離れ、プーケットへ向かうべきだ、カオラックからは渋滞しているが何がなんでもプーケットへ向かうべきだ」とSMSを打った。日本にいるAさんにもその旨を伝えた。Aさんは彼女の実家とも連絡を取って無事を伝えていた。またフライトが30日に変更できたそうだ。Aさんとは「バンコクまでたどり着ければどうにかなる」と確認しあった。またAさんの携帯のバッテリーがついに切れて、他人の携帯を借りて、SIMを交換して使っている状況だということもわかった。なので私から連絡を取りたくても取れない状況が続いた。とりあえずBさんが無事にプーケットへたどり着くのを願うだけだ。プーケットに行けばどうにかなる。
午後、私が送ったSMSが彼女に届いたというメッセージが入った。すぐに電話をするも呼び出し音はするが電話はつながらない。彼女からのSMSもなし。帰宅途中、体調不良で病院へ行った。この間、iPAQ h6365 でAさんからのメールを定期的にチェックしていた。病院でメールをチェックしていたら、20時すぎにAさんからメールが入った。「バンコクについたらしい」と。プーケットからの移動は政府が用意した被災者専用のフライトであったらしい。とりあえず一安心。彼女がカオラックからプーケットへ移動したことが、やはり正解であった。
そして22時20分、Bさんと直接電話で話すことができた。比較的落ちついている様子だった。政府が用意した飛行機でバンコクへ戻り、いま、政府が用意したホテルへ向かっている車の中、ということだった。日本へのフライトも30日発が確保できているし、ホテルも確保できているということで一安心。この時期、バンコクのホテルはほぼ満室状態であるだけに、ホテルのことが唯一気がかりであった。私はBさんに「フライトまでゆっくり休んでください。フライトまでに何か問題があったり、必要なものがあったら、気軽に電話してください」といって電話を切った。
今回、私は何ができたわけでもないが(唯一できたのは、カオラックを離れプーケットへ向かえということくらい)、なにはともあれ、Bさんが無事にバンコクへたどり着いたことを喜びたい。たぶん、個人旅行者の中には情報が入手できずに、いまだ被災地に戸惑っている人が多数いると思われる。昨日のオフ会で初顔あわせをした片山さんは、通訳のボランティア活動のため急遽プーケットへ今夜発った。体調が思わしくなく、ベッドの上でこのblogを書いている自分がもどかしい。
今回、SIM方式のGSM携帯とSMSに改めてありがたみを感じた。日本の携帯だったら絶対にできないことだ。バッテリーがなくなったらその時点で用無しとなってしまう。SIMカード方式だからこそ、他人の携帯本体を借用することもできる。改めてSIM方式の便利さを痛感した。
また、海外旅行者は現地で何か問題が起こったときの情報確認手段、情報入手手段として、現地の日本大使館や領事館の電話番号を絶対に持って歩くべきである。先々週、タイ人11人引き連れて日本へ行ったときに、私はタイ人全員に日本のタイ大使館の電話番号とFAX番号を渡して、肌身離さず持っているように指示していた。このことは誰に教わったわけでもなく、海外にいて当たり前に身についたことである。自国以外での危機管理は自分にしかできない。是非、今後、海外へ行かれる方は、渡航先の大使館や領事館の連絡先、出来れば渡航先近隣諸国のものまで含めて、財布かパスポートへ入れておくことをおすすめする。
2004年12月29日
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パプアニューギニア マナム火山活動激化
Excerpt: 各地に、甚大な災害が発生していますが、NHKはじめ日本の報道機関は、充分それを伝えているのでしょうか。 パプア ニューギニアでは、マナム火山の噴火活動が活発化、この12月19日、噴煙を一万五千メート..
Weblog: 炎と水の物語U. Apprehensio ad ignis et aquarius.
Tracked: 2004-12-29 14:49
海外での危機管理
Excerpt: ニュースを見るたびに、犠牲者の数が倍になっていく... タイとPDAとモバイルと...
Weblog: Still Laughin'
Tracked: 2004-12-29 15:53
ボーダフォン702NK その3
Excerpt: 現在、あれこれと携帯をいじったりネット上で情報を収集したりと、中々楽しいオモチャになっている。 >http://siam-breeze.seesaa.net/article/1424407.h..
Weblog: デイトレ日記→商品先物、為替、株式投資
Tracked: 2005-01-02 09:07
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節は大変お世話になりました。
Bも30日に帰国予定です。
支援、ご協力に心から感謝もうしあげます。
ありがとうございました!(^^)
直接知っている方ではないのに自分のことの様に嬉しいです。
大使館情報は我々ならPDAに入れて持ち歩きましょう、と思いましたが災害時はPDAも壊れているかもしれませんね。
今日からのクラビ行きをキャンセルしました。
現地のエージェンシーは壊滅状態だったので
自分でホテルと連絡を取り、状況を確認しました。
キャンセル料までは決まっていませんが、
シンガポールのホテルがなんとか取れたので、
明日からゆっくりしてきます。
ご無事で、なによりです。
そういえば、はなちゃんが今年の7月に結婚してました。新婚旅行はパラオだったみたいで、もし、今の時期だったら、もし、プ〜ケットだったら?
日本でも、また新潟で震度5弱の地震があり、
せっかく、その日に復旧した上越新幹線が止まっちゃいました。
しかし、六十六日間でよく、復旧できたと思います。なにせ、地震直後の映像は、こりゃ年内復帰は無理だと思いましたから、それほどの激甚災害でした。
やっぱり、日本は技術大国ですね。昔は手抜きもあったかもしれないけど、今は監査もしっかりしていますし。
今回のスマトラの地震も、モルディブはあまり被害を受けてません。理由は、日本の援助で護岸工事を実施しており、日本が作った防波堤が、海抜1mにみたない、モルディブを救ったそうです。不幸にして死んでしまった方は、たまたま、海にいた方で、防波堤の内側にいた人、首都の2/3が水没しているのに、死者ゼロだったそうです。
タイ人も、これで日本人のゆうことを聞くようになるんじゃないですかね?日本では、地震と津波は一身同体であると。日本では、地震がおきて、海にいるようなバカな人間はいないと(実際は、日本人もバカになっていて、台風の日にわざわざ出かけていって、波にのまれて死んだアホもいますが)
ところで、俺も3回海外行ってるけど、パスポ〜トはいつも持ってますよ。ホテルの部屋に置いたことはないです。
ついでに、学生時代は、免許証、通帳印鑑、パスポ〜ト全部もってました。
今は家に置いてますけどね。
この度はいろいろとありましたが、とりあえずBさんが無事で何よりでした。どこまでお役に立てたわかりませんが「カオラックを離れ、プーケットへ向かえ」というのが効をそうしましたね。
ご来タイの際には是非、ご連絡ください。
TUKTUK、買って帰りませんか?:D
さるぞうさん>
クラビ残念でした。でもシンガポールですか。いいですね、この手がありましたね。
うちは今年はバンコクのペニンシュラホテルで年末年始を過ごします。
バンコクの旅行会社の対応もまちまちだったようです(これネタとしてエントリーする予定)。
はただヒカルさん>
ども。先日は日本での深夜30分間だけの面会でしたが、元気そうでなによりです。こんな書き方すると、くるんてーぷの奥様方には誤解を招くんだろうなぁ:P
私の友人の実家が、プーケットなので、とても心配しているのですが、まだ連絡が取れていないということです。彼女の息子や両親・・・無事だと良いのですが・・・遠い日本からは、ただ祈ることしか出来ませんが、せめてと思い「はてな」の義援金募集に、溜め込んでいた「はてな」のポイントを全て貴腐しました。こんなことしか出来ません・・・
siam_breezeさんも、体調が優れないとのこと、年末年始で忙しかったが原因? 横浜は朝から雪模様ですが、それも先ほど止みましたけど、寒い夜です。今年は、お会いできて本当に良かったです。また来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。 Taka@BKK(横浜だけど)
ワタシは何もできませんが、せめて教訓として学びたいと思います。
はただヒカルさん、正直あなたの物言いはちょっと不愉快です。
「日本人のゆうことを聞くようになる」というタイ人を見下した態度。
そもそも地震の経験がほとんどない(対処法を知らなくても無理はない)タイ人に、バカだから死んだという言い方。人種・国籍にかかわらず、何の落ち度もなかったのに亡くなった方もいるかも知れないのに。
例え落ち度があったとしても、遺族の方のやりきれない気持ちを想像できませんか?
ブログという比較的プライベートな場であっても、インターネットである以上、どんな境遇・立場の人の目に止まるか分からないことを認識すべきです。
ところでパスポートの件ですが、普段持ち歩いて紛失する(スリ・ひったくり・置き忘れほか)リスクを可能性(頻度)も含めて考えると、ホテルのセイフティに置いてコピーを持ち歩くのがベストではと思いますがいかがでしょうか。
やはりスマトラ沖地震のことをとても気にしている状況。私の職場にいるJ君の兄貴もプーケット島に住んでいるらしく連絡が取れないそうです。
日本ではあまり伝わっていないのですが、マグニチュード9近くの大地震なので、震源近くでは津波だけではなく地震による被害も相当大きいと思うのですがどうなのでしょう?
確かに私の物言いには、不愉快な部分がありました。まずは、お詫び申し上げます。
私もタイ人、全てがバカだとは思っておりません。
ただ、タイという国をひとくくりで考えると、「今さえよければいいという国民性である」と感じてはいます。
同様に日本も世界からみれば、そのように思われていると感じております。
私自信、バカの一人です。このサイトの管理人の方とは個人的に親しくさせていただいており、彼のタイでの苦労もしっているつもりです。(あくまでつもりですから、本当の苦労は完全には理解できないですが)
タイがバカな国であるのと同様に、日本も、いや、世界中、バカな国だらけなのではないかと最近思い始めました。日本も地震国でありながら、新潟の地震のような、想像をはるかに超えた地震の前には手も足もでませんでした。
タイも、実は地震学者の間では、いつ地震が起きてもおかしくない地層だったとが指摘されており、政府が観光の障害になるからと、その事実を隠していたことが暴露されました。
とりあえず、私ができることは、タイに関しては何もありません。せいぜい、募金するのが精一杯です。
あと、パスポートなどの件ですが、最近は流石に持ち歩いてないですが、昔は、自分の家に置いといて、火事になったり空き巣に入られて無くすよりは、持ってあるいた方がよいと判断してました。
いまは、会社のPCを持ち歩いたり、いろいろ持つものがありすぎて、家においてます。
手ぶらで会社にいけると楽なんですけどね。なかなかそうもいかない。
最後に、改めて、不快に感じた方全ての方にお詫び申し上げます。
まだ連絡が取れないのは不安ですね。無事でいらっしゃることをお祈り申し上げます。
今年はお会いできてよかったです。来年、またお会いできることを!
ひろさん>
地震そのものの影響がどの程度あったかあまり報道されていないようです。
毎日犠牲者の数が増えていくのは心が痛みます。
komさん、はたださん>
まあ、このへんにしませんか?
私から見れば「言葉遣い」に不愉快感があるのはどちらも同じです。ただし「言葉遣い」だけの問題であって、他意はないと思っております。
私はタイ人が「バカ」だとは思っておりませんが、「備えあれば憂いなし」という感覚は希薄に感じます。どうしても「いま、現在」の感情に流される傾向にはあります。「地震学者の警告を無視していた」というのもこのようなタイ人気質からきているのでしょう。
また、「決める」「決めたことを守る」ということも大変苦手な人々が多いです。今回の地震も、実はタイにも地震観測設備が国内にいくつかあり、それをタイの気象庁にあたり機関が管理していますが、今回の地震を感知はしていたものの、プーケットの県庁や警察には一切情報が伝わっていませんでした。「決められたルール」では「伝える」ことになっています。しかし、この「決められたルール」が「守れなかった」という事実があります。タイの気象庁や政府がもう少し「地震」「津波」に対する事前対策をしていて、「ルール」を守っていれば、もう少しは被害が抑えられたのかもしれません。しかし、あのような大きな自然災害では人間の対策なんかひとたまりも無かったのかもしれません。
今は、これ以上、被害が拡大しないことと、犠牲者へのご冥福を祈るとともに、タイ国に対して「備えあれば憂いなし」という感覚を政府レベルに期待したい。そのために日本が出来ることは多いはずです。
人様の所で揉め事を起こすのもどうかと思いましたが、伝えなければ何も変わらないと思い、書き込んでしまいました(どうでもいい人なら、無視です)。
一応はたださんにも伝わったと思いますので、これ以上とやかく言うつもりはありません。失礼しました。