海外に住んでいる人や海外旅行、海外出張をする方で、海外GSM携帯をGPRSモデムとしてPCやPDAとケーブル接続、IrDA接続、Bluetooth接続して使うケースは多いと思います。
夏休みだったせいか、この1ヶ月で6人の方から「携帯をモデムとして使えないのですが・・・」という質問を頂きました。
その原因は大きく3つあります。
まず1つ目は、携帯本体のGPRS設定やパソコン、PDAの接続設定をちゃんとしていないことです。まずは携帯やPC、PDAの接続設定をしっかりやってみましょう。
続いて2つ目です。
私はタイのAISを使った場合のTIPSをこのblogの右側「特集シリーズ」にリンクさせおり、ここをよく読んでいただいている方からの質問でした。何回かヤリトリをしてもうまく行かないケースがありました。最後に聞いてみたらシンガポールでシンガポールのSIMを使われていること。当然ですが、AISの設定では接続できません。
最後に3つ目です。
携帯電話そのものがモデム機能を有していないケースです。こうなるともうお手上げです。
携帯電話を購入する際には、是非、ご自身が「使いたい使い方ができるかどうか」の確認をしてから携帯をご購入ください。
全般的にいえることですが、是非、お使いの環境、どのような手順を行ったのか、どこでエラーになっているのかなどは全て明記して頂けると助かります。ご質問はかまいませんが、「つながりません」「助けてください」だけではなく、是非、お使いになられている環境などを明記していただけると助かります。それでも全てにはお答えできないこともありますし、タイ以外のキャリア(SIM)の設定は私にはわかりかねます。当然ですが、私は全てのPC、PDA、携帯を持っているわけではなく、全ての携帯を使ったことがあるわけではありません。また、ネット上でまずはご自身でお調べになってください。私から回答に「メーカーサイトのどこそこに情報が出ていますよ」というのが全体の7割以上を占めています(私は質問に答えるべくネット検索をするとすぐに情報が発見できます。まずはここまではご自身でやってみてください)。
そして・・・、質問された方に回答を差し上げて、その返事が返ってくる割合は3割です。これは人としてのモラルとしてどうかと・・・。白さんに成敗されないように、皆さん気をつけましょう!(^^)
最後に誤解していただきたくないのは、決して「質問のDMを送らないでください」ということではございません。私も質問に対してはできるだけの対応をさせていただいております。また、このblogの関連項目のコメント欄に書いていただければ、このblogを読んでくださっている方々からも回答が得られると思います。是非、ご活用ください。その際には、是非、お使いの環境、どのような手順を行ったのか、どこでエラーになっているのかなど、全て明記してください。私を含め、読んでいる方は質問されている方の状況は一切わからない、という前提で、質問を書いていただけると助かります。
2005年09月06日
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日本人は世界でも稀な、恥を知る民族であったはずなのに。
近頃の海外駐在員は一体どうなってしまったのでしょう?
文系卒メカ音痴のオッさんじゃろうと、ブログに辿りつくことができるんなら、ちったぁ自分で調べんかい!
調べればわかることを聞かれた場合、私が調べたサイトをお教えすることで、その方が自ら調べるという行動をされると思いますので、それでいいと思っています。
いつも猛烈な更新お疲れ様です!
ところで日本人は古来より「旅の恥は掻き捨て」という民族です。顔が見えないところでは結構なことが出来るんですよ。
20年以上も昔の話で恐縮ですが、私がまだPopeye(ポパイ)という若者向け雑誌(いまもあるでしょうか)を読んでいた若かりしころの話です。読者投稿のページに「先々月号は220ページあったのに、先月号と今月号は200ページしかなくて、なんか損したような気がしています。」という読者からのお手紙に対して、編集長がじきじきに「それは先月、今月号の200ページが本来の分量なのです。先々月号はお得だったのですよ。」と返事したのをみて、ポンと膝を叩いたことを思い出します。
要するに、何が言いたいといいますと、そもそも丁寧にものを聞いてきたり、御礼を言ってくる人なんてこの世にいないのです。それが基本線です。でももしも、もしも万が一、丁寧に聞いてこられた人がいて、更にお礼までもらえたら、それはこの上も無く幸せなことであり、その日は一日、「ああ俺はなんて幸せな男だ!Blogやっててよかったぁ!」と幸せをかみ締めることが出来るのです。
ということでいかがでしょうか?やっぱ駄目ですか?
香港ではお世話になりました。
>>丁寧に聞いてこられた人がいて、更にお礼までもらえたら、それはこの上も無く幸せなことであり、
なるほどぉ、そう考えれば、気分的に「楽」になれますね。
自分の価値観を外してみることも必要ですね。
まだまだだなぁ>私。