今回は、Blue Angel(XDA IIs、MDA IIIなど)で同様のことをしてみます。

ダイアルアップクライアント:Blue Angel
GPRSダイアルアップモデム:NOKIA7600(J)
SIMカード:タイAIS
まずは BTWizardProfiles.dll の置き換えです。

Blue Angelの Bluetooth も iPAQ h6365 同様に「bluetoothダイアルアップクライアントして使えない」です。私の Blue Angel の Bluetoothのバージョンは左図のとおりです。
そこで、Asukal同志が苦労して解析した BTWizardProfiles.dll を Windows フォルダーにコピーします。

すると、BTWizard Profiles のバージョンが 1.4.1.60 になります。
つづいて、Blue Angel の Bluetooth Manager を起動し(Today画面右下の Bluetoothマークをタップ)、Bluetooth GPRS モデムとして使いたい携帯とペアリングを行います。モデムとして使いたい携帯の Bluetooth を ON にします。

Bluetooth Manager で「NEW」をタップすると、Connection Wizard が起動しますので、「Connect to a network」をタップします。

するとこの画面が現れます。この画面を出すために、BTWizardProfiles.dll の置き換えをしたのです。
この画面で「Connect via a dial-up device〜」のラジオボタンをタップし、NEXT をタップします。

ここで接続するデバイス(携帯)を探すために「No device selected」のところをタップし、接続したデバイスを選択します。

デバイスを選択した後、NEXTボタンを押します

ショートカットを作成するチェックをして(デフォルトでチェックが入っています)、FINISHをタップすればペアリングは完了です。
つづいて、ダイアルアップするためのコネクションを作成します。

メニュ → Settings → Connections タブの [Connections] を開いて新規のコネクションを作成します。
コネクションの名前は任意です。モデムは「Bluetooth Dialup Modem」を選択します。

ダイアルアップに必要な電話番号を入力します(携帯の機種によってかわります)。
また携帯によってはモデムコマンドが必要な場合があります(802SEの場合はコレ)。

つづいて、ダイアルアップ先のUSER NAME や Password を設定します。
タイAISの場合はどちらも ais です。
以上でコネクションの設定は終了です。
それでは実際に接続してみましょう。
モデムとして使いたい携帯の Bluetooth を ON にします。

Blue Angel の Bluetooth Manager を立ち上げて、先ほど作成した ダイアルアップコネクション(左図の場合は、Dial-up using IWA7600)をタップ&ホールドして「接続」を選択します。
※左図はすでに接続が完了したときの状態です。

どの接続を使用するか聞いてきますので、上記で作成した接続を選択します。
すると、携帯電話に対してダイアルアップが始まり、ダイアルアップが完了すると、上図のようになります。

これは実際に NOKIA7600(J)に対して、Bluetoothダイアルアップを行い、nPOP でメールを受信しているところです。(コネクション名が上記の説明で使ったものとは違っています。)
接続を終了するときは、この「Disconnect」をタップすることで終了します。(ふーん、Bluetoothダイアルアップを用いるときは「Disconnect」ボタンが表示されるのですね)。
次回は、BenQ P50 から携帯に Bluetooth ダイアルアップ接続する方法を紹介します。